を検討したのですが、実物を触ってみてやめました。シグマの24〜70mm、写りとか大きさとかは問題なさそうだったのですが・・・24mmにすると前玉が伸びるのが、かなり難有り(汗)。いや、最広角の24mmで何を撮るって言ったら、ググっと寄って迫力出して撮ります。で、お祭りとかで、そんなバズーカみたいなレンズで「一見望遠にズームしているようにしか見えない」状態で人物に寄ろうものなら、絶対勘違いされる事請け合い(笑)。・・・ダメだ、別の意味で使えん(汗)。

 で、何で24〜のズームが欲しいかと言えば、17・18〜50mmのいわゆる「フィルム換算で28〜70mm相当」と言われるレンズが使いにくいから。

 18mmって言えば、フィルムで言うと”超”広角レンズです。画角で28ミリ相当と言われても、パースペクティブは明らかに超広角のそれ。樽型の収差がまったく無いレンズが仮に存在したとしても、パースペクティブは日常で見ている光景からは違和感を持ったものとなります。

 最初に発売されたAPS-Cサイズ画像素子用の大口径標準レンズがシグマのものだったので、発売直後にそれを買いました。・・・いや、コミケ直前で、それしか選択肢(”買う買わない”と言う選択も含めて)無かったし(笑)。ですが、結局その次回のいコミケから常用レンズは28〜80mmF2.8に戻り、18〜50mmF2.8は、コミケ以上に間合いの取れないとなコスでのみ使用するようになりました。コミケでは、頑張って後ろになるべく下がるようにして全身は撮影。

 28〜80mmF2.8の、ソフトフォーカス的な描写自体はきらいではありません。物凄い癖玉ですし、正直扱いにくいレンズですが、”分かって”使いこなせればいい写真が撮れます。トキナー自体が

「ポートレートズーム」と呼んでいますから、その事をきちんと分かって使いこなせれば。

 ただ、このレンズでポートレートだけを撮るわけではなくて・・・ちょっと望遠目まで撮れる標準系ズームで、室内で撮る為に明るいのが必要となるとこのレンズの出番ですが・・・スポーツ撮影にソフトな描写は必要ありません(爆)。困ったもんだ・・・。

 そういったわけで、写りのシャープな、あるいは普通で良いから(笑)28〜80mmF2.8の代わり、使い分けのできるレンズを探していました。ニコン純正以外にも各レンズメーカーが出していますが、シグマ・タムロンのものは、写りはともかく作りが非常にチャチで使いたくありません。いや、安くてよく写るので悪くは無いのですが、このタイプのレンズに関しては安さよりも信頼性を取ります。トキナーのこのレンズは、ニコン以上にニコンらしいと言うか(笑)、非常に頑強な筐体で信頼性が高いですく、写りも非常に良いです。じゃあ、ニコン純正を買い増せばいいじゃないかという話もありますが・・・焦点距離が28〜80mmの間にすっぽり収まってしまいます。

 28〜80mmは、通常の28〜70mmよりも望遠側に10mmだけズームが長いと言う特徴もあります。焦点距離がまったく同じでも悩みそうですが、収まってしまうのは・・・弱い。それに、設計がそれほど古いと言うわけではないですが、微妙に前なのでモデルチェンジしそうで微妙。そして、値段が定価22万円・・・それなりに覚悟して買っても良いのですが、モデルチェンジしたら後悔だけではすまない金額です(笑)。それと、広角側は通常の28mmからだと辛いのが28〜80mmで分かっているので、何とかできればと言う気持ちも強かったです。
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