そして、置いておいた EOS 1-Ds MarkV。元々、高画素に特化した機体で、ライブビュ−とかブツ撮りに必要な機能も備えた高スペック機。そういった意味では、当たり前に進化して、期待を裏切るとか言った面白みはありません。進化がまっとー過ぎるし、その事を期待された機種ですから。

 前モデルと比較して最大の、というか唯一の売りは画素数が2000万画素になった事。十分凄い事なのですが、1-Ds MarkU ユーザーからしたら「大したこと無い」と思われる危険性が・・・1600万画素と2000万画素の差に、100万円出して買い換えるだけの差が有るのか微妙と判断される危険性が(汗)。意外と苦戦するのでは・・・。

 後もう一つのサプライズが、40Dの発売日。発表から発売まで10日ありません(汗)。iPodですか!?カメラ的には、ありえない事ですよ、これ。この辺も、絶対ニコンの発表にぶつける戦術を取ったと判断できる要因です。

 で、あと出しジャンケン的に今状況をまとめている私なわけですが、結果から言うと、このキャノンの戦術は成功したのではないかと。

 当初、「ニコンの出鼻をくじく。」とキャノンの戦術を判断したのですが、コレは私の間違い。正しくは「EOS 40D への不満をそらす。」だったと思われます。実際、D300のスペックを見た後では、いかに価格が安いとはいえ、性能そのものに不満を持ってしまいます。D300と比較するには1D MarkV を持ってくるしかなく、そうなると、D300の絶対的コストパフォーマンスの良さが光ります。その話になると、「性能と値段のバランスが良い」40Dは立つ瀬が無い(汗)。

 本当に、良い機械そうなんですけどねえ、40D ・・・不憫です(汗)。


2007.8/浮ついた1週間:晴れ。
「 浮き足立ってます(笑)。」

 長くなってしまったので、一旦仕切りなおし。ここからはニコンの新製品について・・・ああ、地に足が着かないっ(笑)!

 聞いていた話では、数機種同時発表と言う事で、正確な機種数は分かりませんでした。手元の情報から自分なりに判断して3機種出るかな〜と予想していたのですが、結果は2機種。今まで通りのデジカメ一眼と同じDXフォーマットのD300と、フルサイズのD3でした。

 各々の機種について語る(笑)前に、両機種の共通事項から話を始めます。

 画素数は、奇しくも同じ1200万画素で、種類もおなじくCMOS。そして、ISO感度の最低感度がISO200となり、高感度の撮影に強いものとなっています。

 もちろん、同じ1200万画素と言ってもサイズ自体が違いますし、素子が同じわけではありません。ただ、CCDでなくCMOSにした事と、最低感度をISO200にした事で高感度に強い物にするなど、方向性の統一が図られています。画素数も含めて、ニコンの選択した見解が分かります。

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