そんな昔の私が何で知りえたのか解りませんが、とにもかくにもゼノンが終わったのはヤングサンデーを小学館の偉いさんが作ろうと決めたせい、いわゆる”大人の事情”と言うヤツだと理解しました。数本の漫画はヤングサンデーに連載が引き継がれましたが、路線変更等ですぐ終わったと、読んだ事も無いのに何かでその後知りました。・・・なんで知ったんだ、当時の私(笑)。

 お子様の私は、その事で腹を立て、一つの誓いを立てました。

重機甲兵ゼノンが再開されるまで、
 ヤングサンデーは絶対見てやら無い。

と・・・。

 もちろん、そんな事をしても何の意味も無い事は、いかにお子様の私でもわかっていました。でも、あまりにショックだったので、そう決めました。それで、少しくらいは腹の虫を収めてやろうとしたのでしょう。

 その後もゼノンについては情報を集め続け・・・というか、私の趣向に則した雑誌を読んでいれば、なんとなく情報が入ってきました(笑)。ほら、サイバーコミックとかアップルシードとかのライン好きだと言えば、わかる人にはわかるでしょう(笑)?

 ウィングスに載った神埼将臣の対談でラストまでの粗筋を知り、マシンヘッド(だったと思う)に載ったクリスマスの短編を見、そして、キャプテンに掲載されていた「KAZE」

 世能って?ゼノンってェェェェッ(笑)!


 「メカの描けるアシスタントがいれば、またやりたい」というインタビューを見たのもこの時期のはず。氏がゼノンについて今だに思い入れを持ちつづけている事を確認し、気分が高揚したものです。

 この時既に連載終了から10年近くたっていたと思います。まだ、願掛けは続けていました。というか、叶わない夢なのはわかっていましたし、別にヤングサンデー読んでもかまわないといえば構わなかったのですが、面白そうな漫画一本も載って無かったし(笑)、今まで続けていた事をやめるきっかけも無かったので、惰性で続けていました。

 大学で上京し、そっち系のサークルに初めて入りオタクの仲間を得、叶わぬ夢とあきらめていたコミケにも喜んで強制参加(笑)されるようになっていた時期、もうお子様ではなく、立派(?)なオタクとなっていました。漫画&アニメ&模型誌等々のオタク向け雑誌は片っ端から読んでいましたよ。少年誌・成年誌・少女漫画・美少女漫画(笑)まで。オタクが読む雑誌で読んでいないのはヤングサンデーだけってくらいに。

 KAZEに世能が登場した事が良いきっかけだったので、ヤンサン読もうかとも思ったのですが・・・なんとなく継続。読むモン無いし(爆)。そうしていると、キャプテン突然の休刊(爆)。信じられませんでした・・・いや、前にも一度経験していたっけ(汗)。そして、KAZEはゼノンと同じく連載途中で打ち切りとなりました(涙)。

 それ以降だかその前からだか忘れましたが、「打切地獄」と書いて「ゼノン」と読むと・・・バスタードネタは通じるのでしょうか(笑)?実際、対談や読みきり載ったの含めて、ゼノンに関わった全ての雑誌が消えています(汗)。
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