まず問題になるのが、漫画やアニメ・SF作品等の中に「スーパーカメラ」を扱ったものが皆無な事です。例えば「最強のロボットは何か?」と言う問いには「ドラえもん」「イデオン」「ガンバスター」等々、個体名を上げて答える事が出来ますが・・・オタク知識で取り扱う作品中に、そういった個体名を持ったカメラはほとんど出てきません。

 呪われたカメラだの封印のカメラだのといった、後で因縁によって特殊能力を付加されたカメラはゲームなどでたまに登場します。が、工業製品として最初から力を持っているカメラを扱った作品を私は知りません。あえて探せば、ドラえもんあたりが所持していそうですが・・・なんか違う(笑)。私の探しているのは、士郎正宗作品世界でいうところの”セブロ”みたいな存在のカメラです。

 で、無いんだったら、それっぽいところに作らせてしまいましょう(爆)。いやまあ、無理にこじつけなくても作っていそうな所を探して、作っている事にしてしまいます(笑)。

 のっけにガンダムネタを振ったので、ここは”ジオニック社”だの”アナハイムエレクトロニクス”だのと言った名前を挙げるのを期待されてしまっているかもしれませんが、それはパス。理由?それは、宇宙世紀で使われているカメラは、記録媒体がフィルムかデジタルか聞いてはいけないからです(爆)。放映当時、デジタルカメラなどと言う概念はありませんでした・・・”リン・ミンメイの新譜のレコード”と同じで、良識あるオタクは、触れてはいけないことになっています(笑)。

 というか、話を引っ張らなくても結論は出ているのですが、まあ、もうちょっともったいぶって書かせてくださいな(笑)。

 スーパーカメラが出てくる作品が無い以上、スーパーカメラマン
を扱った作品もありません。「超兵器F1」が出てくる漫画も有りますが(笑)、今回欲しいのは「謎の怪光線」を出すカメラじゃないので探し物とは違います。ですが、実は「あまりその事には触れられてないけど、実はとんでもなく凄いカメラマン」が出てくる作品を、私は一つ知っています。

 そう、仲間内の誰一人、作品の主題そのものに惑わされて(笑)、撮影された映像の異常さに気が付いていませんでした。写真をやっている私だけが、その人の撮る尋常でない映像にびびったものです。

 彼女が撮るのは静止画ではなく動画。写真と ビデオの違いが有るので、単純に蔦子さんと比較したり出来ませんし、普通に考えてその人がスーパービデオカメラを使っていても、だからスーパーカメラを同じ所が作っているとは考え難いです・・・普通は(笑)。大丈夫、彼女の会社普通じゃないし(爆)。ええ、自分所で作ってます。それも、物凄く手広く商品扱ってます・・・。

 まあ、漫画に出てくる凄い会社なので、普通ありえないような物も作ってます。ですが、その作品世界の技術水準の最高レベルのものは作れても、それ以上のものは作れません。ガンダム世界をテックレベルで表記すとどのくらいかは知りませんが、アナハイムエレクトロニクスには恒星間航行を行う宇宙船は作れません。光速を超える技術はガンダム世界ではまだ発見されていませんから。ですが、彼女の会社には本来有り得ない高次元の知識がもたらされ、極秘裏にそのフィードバックがなされています。彼女が趣味で撮った映像から逐次その世界の科学技術を超えた技術の情報がもたらされるのは、皮肉としか言い様がありません。

 ・・・誰のことを言っているか、もうおわかりでしょうか?そう、彼女の名は・・・
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