カズ君&アカネの駆け落ちコンビは、オチまで微笑ましくて良い感じです。前作不幸度高かった分、この微笑ましさは救われます。というか、この二人のオチは、ラブコメ的ハッピーエンドです☆

 ミコト&マイは、終盤キーパーソンとして出てくるんだけど、活躍は無し。普通に出てきて、普通に活躍。Zにアムロが出てきたときわくわくした世代としては、どんなに活躍して欲しくても、前作主人公は出てくるだけで新作のキャラクターより前に出さないのが正当サンライズ流なのは学習しています。「悲しいけど、別の作品なのよねコレ」。・・・あ、デスティニーの主人公は、最初からキラです(爆)。え?”正当?”・・・さあ(爆)。

 そして、最も熱いのが、”舞-乙HiME”の2本の柱のもう一方、ニナちゃん&セルゲイ。ある、一つの愛の形。そう、””ですよ、”愛”

 プリンセスメーカー世代のハートにガンガン響く物語です(爆)。

 ・・・厳密には、私はプリメ2世代ですが(笑)。いや、冗談抜きで幸せになって欲しいです。良かったね、ニナ。とても綺麗なエンディングです。

 そして、2本柱のメインの方。アリカ&マシロvsナギの物語は・・・周りのストーリーが熱すぎて、あまり目立たない(爆)。

 いや、ちゃんとツボを押さえてきちんとストーリーが出来ているんですよ?主人公のアリカの成長も、無駄なく、しっかりと描かれていますし、そのパートナーとなるマシロも成長していきます。その為にメインとなる各エピソードが用意され、それらを経験して

成長していく様が、丁寧に、それでいてくどく無く自然に描かれていきます。この辺も、本来”子供向け”であるべきアニメ作品の使命を守り続けるサンライズの職人芸と言って良い見事さです。

 でもですね、あまり燃えない(爆)。

 いや、それはそれで盛り上がるんですよ。綺麗にまとまりすぎていて面白味に欠けるといわれたら反論し辛いですが、まとまっている事が、必ずしも盛り上がらないと言う事ではありません。きちんと盛り上がっています。アリカのエピソードも面白いです!

 ただ、外野の盛り上がり方が尋常じゃないだけです(爆)!!

 本編に負担にならない程度の尺に圧縮されているにも関わらず、かえってそのせいで、無駄を一切省いた見事な盛り上がりを見せる個々のキャラクターのエピソード。その手腕が見事すぎた為に、丁寧に作り上げた本題より印象に残るという逆説(汗)。ある意味不幸な主人公達に何と言ってよいのやら・・・。

 何はともあれ、本編外周全てひっくるめてとても楽しめる作品でした。OVAも楽しみです。

 本当に、地元でリアルタイムで放映されなかった事が悔やまれます・・・バカヤロウ!!!



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