ベルになるのにあと一世代、値段が今の銀塩と同じ程度になるのにもう一世代といったところでしょうか。まあ、その前に銀塩一眼の新機種は出なくなっていると予想されたりもするのですが(笑)。あ、別に業界の行く末を案じたり酒の肴に盛り上がったりする趣味は私にはありません。私は、”撮る人”です。F801で十数年撮り続けましたし、F100もあと10年は使える機械です。10年後に、困る事にします(笑)。
で、このE-20、これは良いものです。CCDのサイズは2/3インチで、レンズ交換式のAPSサイズに比べるとかなり小さいです。一世代前のコンパクトタイプのデジカメと同じ。500万画素とはいえ、画質に関してはレンズ交換式より劣るのは明らかです。でもまあ、画質が必要ならフィルムで撮るので関係ありません(爆)。所詮デジカメはデジカメですから、暴論して”大差ない”ということにしてしまいましょう。それより問題は、フィルム/CCDのサイズの差から、被写界深度が深くなることです。コレはかなり困りそうなのですが、サンダー平山氏はこのカメラでポートレートをバシバシ撮りまくってます(笑)。・・・まあ、いけると言う事にしておきましょう、微妙ですが(笑)。
余談ですが、現在のコンパクトタイプのデジタルカメラのCCDサイズは、1/1.8インチ。現行機で2/3インチを使っているのはニコン・クールピクス5700だけです。”1/1.8サイズでも十二分の画質が確保できた為採用”と各社アナウンスしていますが、ようは液晶とかと同じで、工業製品メーカーから供給される部品がそれしかなくなったから、他に選択肢がないといったのが実情。画質は落ちこそすれ、上がる事は考えられません。・・・大人って、汚いなあ(笑)。
そういった訳で、E-20のデジカメ部分はあくまでそこそこの出来といった感じ。原色フィルターを使ったりと”それなりに”頑張っていますが、心臓部は先にも述べたようにコンパクトタイプの延長 |
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線上にあります。おまけに機動は遅いし、撮影枚数こそKISS
DEJGITALと同じですが、固まってる時間はおそらく負けます。バッファからの書き出しに、1コマ13秒くらいかかってます。高速で撮れるモードもあるのですが、これを使うと250万画素で撮影したものを補完して記録するのと同じ事になります。使って良いものかどうかの評価にしばらくかかりそうです。これが使い物になれば、7コマバッファに溜めれるので普通に使えるようになるのですが。
と、ココまで悪い事ばかり書き連ねてきたので、ここからは良い事を(笑)。良い所が無ければ、買いませんって(笑)。
まず、作りがしっかりしている事。レンズ交換は出来ませんが、作りも、そして内部構造も一眼レフとなっています。素人の方から見れば、カタログのスペックがコンパクトタイプのデジカメとほぼ同じ数値なので同じ性能としか思えないかも知れません。そうなると、無駄にデカくて重いだけ使いにくそうです(爆)。
そう、大きくて重いのも長所です。
アルミダイキャスト製のフレームで、入門機種の一眼(銀塩)よりも作りがしっかりしています。そして、銀塩一眼と同じ、レンズに付いたズームリング。持った感じ、操作感、ホールディングにボディの質感、一眼レフと同じ感覚で撮影出来ます。大き目のレンズに付いたズームリングというのは、コンパクトタイプのズーム操作とは決定的に違いますし、両手でしっかりと構えれる大きさというのは携帯性と相反するものです。別に、レンズが交換できるのもを一眼レフと呼ぶわけでもなく、内部構造で一眼レフと呼ばれます。で、その構造だけでもなく、イメージ的に求められるよな、機能とか信頼性とかの”格”も、満たしていると私的には思われます。ペンタ部も廉価なミラーではなくちゃんとプリズムですし、スクリーンは、非常にこだわったものになっていて、下手な銀塩一眼よりも
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