▼2002.8/8〜12:暑かった
「変化、というか変質」

 今回、ちょっと気付いた事が。それは、なんというか・・・「参加者」と言うか「参加形態」の変化です。参加者の変質は今に始まったことではありません。私達「晴海世代」に比べて、新規の参加者は「コミケを構成する参加者の一員」と言う意識が希薄で「お客さん」気分でやってきます。これは、しばらく前から変化してました。ところが、今回気が付いたのは、それとは別に参加者の横の繋がり、「仲間」の形も変化して参加し始めていると言う事です。

 分担分の買出しを終え、本を紙袋へ納め直していると、ふと、妙な言葉が耳に入りました。顔を上げると、そこでは数人の仲間と思しき人達が、買出しした本を広げて仕分けしてます。東館の外では、しばしば見られる光景です(屋内でやらないように)。普通に会話しているのですが、何かが妙なんです。そう、みんなが堅ッ苦しい敬語を使ってるんです。

まるで、今日はじめて会ったみたいに。

そりゃ、親しき仲にも仁義あり。私だって、サークルの先輩には今でも敬語を使います。でも、冗談も言えば、ラフな物言いもします。たとえ目上の人であっても、親しくなれば他人行儀な口調ではなくなるはず。

 おそらく、彼らは本当に昨日の今日はじめて顔を合わせたのでしょう。でも、本当に気心の知れた仲間なのかもしれません。その事を忍者(仮名)氏に話すと、裏づけとも取れる面白い話を聞きました。

 今回の上京時、到着時間の連絡ミスから、東京駅の銀の鈴で待
ち合わせする事となりました。で、待ち合わせ場所に到着する直前に忍者(仮名)氏に背後を取られ(どこに隠れてたんだ!)、「ぬう、腕を上げたな…」などと微笑ましい挨拶を交わしていたのですが、その時、銀の鈴には怪しい一団が居たそうです。いえ、一般人から見れば一団ですが、我々から見れば幾つかの集団で構成されている事がわかったでしょう。

 その中の一人が、急ごしらえの看板(スケブ?)を持っていたそうです。どうやら、待ち合わせが上手くいかず代理の人が迎えにきたようです(携帯に頼りすぎだよ)。で、迎えられるべき人の名前がソレには書かれているのですが・・・

人の名前じゃない(笑)。

おそらくは、ネットのハンドルネーム。WEBを通じて知り合った仲間が、コミケではじめて実際に顔つき合わせて行動するようです。初対面の仲間、と言う矛盾した存在。・・・良い悪い、では無く、考えた事も無かったろうな変化が、実際に起きています。

 ・・・あ、今わかった。忍者(仮名)君、君の意表を突いた登場の仕方は「忍者だから」ではなくて、

あの「一団」に入れられるのが嫌

だったカラナンダネ(笑)。ごめんよ、俺
見事にその一団に馴染んでたと思う(笑)。
銀の鈴に近づく前に止めてくれてありがとう。ま、どの道同類にはバレバレだったとは思うんだけど、こちらの正体を見抜ける人はどうせ御同類だろうし、なら関係無いからね(笑)。
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