2007.10/半ば:晴れ。
そういった訳で、F2についてここ「言いっぱなしジャベリン=月記」用の忌憚無い濃い文章を連ねたいと思います(笑)。
久々に手にした、巻き上げレバーの付いたマニュアル機のカメラ。動作音が、感触が、しっかりカメラしていて良いです♪ああ、この感じが、やっぱカメラだよなぁって。
シャッターは、ニコマートFTとは違って布の横走り。まあ、マニュアルカメラの最高峰扱いされてたりするこの後のF3だって同じく横走りですし、ニコマートが普及機とはいえ珍しかったんだと解釈しています。やったこと無いですが、シンクロ速以上でスロトボ炊くと、FTとは違い縦にスリットの分感光するはず。というか、そもそもシューが違うのでJIS規格のは取り付け出来ない。・・・とか思っていたのですが、ニコマートFTにはそもそもシューが装備されておらず、ブラケットに取り付けてシンクロコードで同調させて使っていました。・・・なんだ、F2も同じでいけるじゃん(笑)。
フォトミックファインダーを付けたボディはちょっと大柄ですが、私の手にこのくらい大きくても問題ありません。レンズも問題ないですし、状態=物としては良い物です。お買い得でした。
なので、感想としては、不満点というか、使い慣れたマニュアル機=ニコマートFTとの相違点と言う事になってしまいます。
まず、最大かつ操作性において最大の違いが・・・シャッター速ダイヤルの位置。F2は軍幹部に有ります。
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いや、ファインダーと連動するに当たって多少珍しい構造をしていますが、ダイヤルの位置としては軍幹部にあるのが一般的で、むしろニコマートのマウント部にシャッターダイヤルが設けられているのが珍しいんです。
ですが、このレンズマウント部に併設されたシャッターダイヤルと言うのが中々優れもので、右手はカメラを保持したまま、持ち替える事無く左手だけでシャッター速&絞りを操作できます。この操作性、今まで特に意識していませんでしたが、とても扱い易かったです。軍幹部にシャッターダイヤルがあると、一旦右手の構えを解いてシャッターダイヤルを操作しなければならないので、どうしてもカメラ保持を右手・左手間で切り替えねばなりません。
あと、FTには軍幹部にサブの露出インジケーターが設けられていて、ウエスト位置でファインダーをのぞかない状態でも、おおよその露出の決定が出来ました。ファインダーをのぞいた時は、微調整&確認くらいと言った使い方が出来ました。ニコマートの方が、時代が後の物なので、露出計が最初から内蔵されている分こういった点も良くなっています。
でもまあ、そう言うのも含めて、長年使ってきた&最初のカメラという慣れと言った面が大きいです。モノとして、F2の完成度は非常に高いです。現に、しっかり動く状態で目の前にありますし。
趣味性、信頼性共に非常に満足のゆく、長く使える良いカメラです。まだ防湿庫に仕舞い込まずに、日に何回は”ガシャコッ・バシャン”と動かして楽しんでいます♪
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