「絶対可憐チルドレン」おもしろいです。どうおもしろいかと言うのは、私が論じても意味が無いのでパス(爆)。気になる人は、自分で読むか、ネットで品評が山ほどあると予想されるのでお探しくださいな。
この作品、非常に緻密な計算と、危険な賭けの上に成り立っていると思います(笑)。オタクのストライクゾーンのギリギリ下を狙って設定されていますから・・・。え?何の事かって?主人公=ヒロインの年齢設定(笑)。
10歳って、きわどいラインを狙っていますよ。
14歳はダメです。オタクのストライクゾーン内です(笑)。低めの方だと思いますが、中にはこれがど真ん中という方も(爆)。リアルではもちろんNGですが、2次元なら14歳であの3人は設定出来ません。綾波・アスカやセーラー戦士は14歳ですと言えば、説明不要ですね?
12歳でもやや心配。多くのおっきなお友達にとっては「綾波〜」「セラムンの〜」は(リアルでは犯罪なのでありえないのですが(笑))立派に恋愛対象というか萌え対象というか18禁同人誌対象ですが、それ以下の年齢は「ちょっと年下趣味(爆)」とカテゴライズされると思われます。でも、”ちょっと”。まだこの年齢をあの3人に設定するのは危険かと。
そう言うわけで10歳なら、ほぼ安心して「子供」と扱う事ができるでしょう。ギリギリを狙っているわけですから、もう数年したら〜というあの微妙感を醸し出せるわけです。流石です!
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・・・まあ、世の中には”月兎”漫画の需要もあるワケで油断は出来無いのですが。ちよちゃんは10歳で・・・おじゃ魔女は何歳だっけ(汗)?
とにもかくにも、「子供」を主人公=ヒロインに据えて健全な少年漫画として成り立たせつつ、モヤモヤとした萌え要素も内包させるというすばらしい事をやってくれています。未来の姿は、設定年齢は不明ですが今までの椎名高志漫画のキャラよりも等身が高めに描かれていて「大人」である事を強く押し出しています。まあ、実際には16歳くらいで6年後の未来という可能性もありますが。ほら、「魔女っ娘シリーズ」の大人の姿ってのは、実は16歳くらいだったりしますから。そうして見ると、この漫画を魔女っ娘シリーズにからめて分析してみるのもおもしろいかも。・・・誰か既にやってそうなのでやりませんが(爆)。
何気に凄いのが、前述の「オタクの最大公約数的萌えストライクゾーン」の14歳を常にすっ飛ばしている事。萌え記号に依る萌えを誘発すると、少年漫画として成り立たない・・・崩壊する危険ある為、計算してこの年齢帯を出さないんだと思います。
だからこそ、このくすぐられるような微妙な感じに私は”萌え”るのですが、最近の普通のオタクにとってはどうなんでしょう?萌え記号による”パブロフの犬”的反応の萌えは起こらないように設計されていますが。
・・・そう言えば、夏コミ「絶対可憐チルドレン」本って見かけなかったな(汗)。
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