フルブレーキしても、下り坂なので大して減速できません。下手に挙動してバランス崩せばこっちがひっくり返ります。車道に落ちたら死にます(笑)。幸い、完全にはかわせなくても、人には接触せずに済みそうです。こちらに側面を向けて固まっている自転車の、前輪をかわせるかどうかギリギリのとこらへんをスリ抜けるコースを選択、というか、それ以外にコースの取り様がございません(笑)。何とかかわせるかと思ったのですが・・・当りました。
でもまあ、それなりに減速していましたし、運転者へのダイレクトアタック(笑)は回避できたので、後は接触した自転車2台+人間二人の質量が、どの程度慣性で持って行かれるか。ですが、まあ大した事は無いでしょう。状況の割にはまずまずの出来です。と思ったのですが・・・事態は予想外の方向に(汗)。
そのまま、前輪がロックしました。
慣性は、私一人+一台で引き受けることに(笑)。後輪がゆっくり持ち上がって、車体が大きく前に傾いていきます。というか、自転車に乗ったまま逆立ちしています。
ぶっちゃけありえない(笑)。
ありえないということで言うと、後輪が”ゆっくり”持ち上がる何て事もありえません。吹っ飛ぶ勢いのまま縦に回転しています。思考の方が、高速化しているもよう(笑)。走馬灯は走りませんですが、”神の領域”のように時間がスローモーになってますよ(汗)。カバンが宙を舞うのを見ながら「デジカメ入ってんだけどなあ」などと思いつつも、カバン掴むくらいなら(多分掴める)自分の着地の事を考えないとマズイのは解っているのでほっとく事に。
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一番確実なのは、柔道の前周り受身なのですが、眼鏡があるのでマズイです。しかも、せっかく改善した椎間板ヘルニアが再発する危険性があるので、腰も地面に当てるのは危険です。
と、高速思考はここまで。
コレ以降は、頭はまったく働いていません。以降の行動は”前周り受身が理想だけど、それはマズイ”という行動方針を受けて、体が反射運動のみでやってのけたようです。偉いぞ、脊髄反射(笑)。
とりあえず、吹っ飛ばされるまま跳んで、左手の掌で一旦接地。そのまま前周り受身のように体の側面を接地する事はせずに、腕を伸ばしたまま回転。腰は当てずに、左足の太腿より下の側面+右の足の裏で着地。皮手袋をしていたこともあり、手のひらを傷付けることも無く、まったくの無傷で受身が取れました。
我ながら、信じられません。
というか、もしかしたら吹っ飛ばされたと言っても大した事無くて、興奮して大げさに感じているのかも・・・とも思ったのですが、目の前に、ものすごく興奮して狼狽している人かいるので、やっぱり凄かったのかも(笑)。突っ込まれた人が、物凄くオロオロしながら駆け寄ってきました。・・・駆け寄って来ました。駆け寄れるくらいの距離を、私が飛んでいます(笑)。しかも、一回転して(爆)。ああ、確かに下手したら死にはしなくても・・・死にそうになってたかも(笑)。
夜はライトをつけて自転車に乗ってください、お願いします。
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