で、初めていろいろ教えてもらいながら、あーしようこーしようと言った会話をしてしまいました。あの、ヘアカタログみたいなのあるじゃないですか(”みたい”ではなく、多分その物)。今まで、中を見たことも無ければどうやって見せてもらえば良いのか想像だにしたこと無かったのですが、なるほど、こんな感じで相談すれば登場となるのですね。危うく、髪染める一歩手前まで行きました(笑)。外付け良心回路(=財布)が秋葉以外で、しかもファッション関連で発動しようとは、人生何があるかわかりません(笑)。

 で、切ってもらい始めます。私、かなり目が悪いので眼鏡を外してしまうと鏡もほとんど役に立ちません。待ち時間の間、流していた「バイオハザード」のビデオを見てたのですが、字幕が見えなくて途中からサッパリです。で、ふと気が付くと、なんか、切ってもらう感触がいつもと違う。ジョギジョギではなく、ゾギゾギ。ジッと目を凝らし、鏡に映るにーちゃんの手元をなんとか認識すると・・・。

 ハサミでは無く、カミソリで切ってる。

 ・・・いや、別に驚く事では無いのかもしれませんが、その対象の頭が私という事に確実に驚きです。よりによってこの私に、そんなかっこいいイテクニックを行使しなくても、勿体無い(笑)。

 サッパリと頭も軽くなり、ちょっとしたイメージチェンジでお気に入りです♪多分、今度切りに行ったらこう言うでしょう。

 「前の良かったです。今回も同じような感じで」

・・・あれ?
 

●2003.2/6:晴れ
「”冴え冴えとした月の下、夜道を迎えに行く”の事」

■以下の文章は読むに値せず。注意されたし。


今日は特別な日なので、昼にちょっと抜け出した。
一年前の今日、アレが逝った場所へと向かう。
花でも用意しようかとも思ったのだが、
そんなもの持って行っても、アレが喜ぶワケがない。
食べる物が本当は良いのだが、後で迷惑になる。
時間も無いし、手ぶらで行く事にした。

どうせ、アレが逝ったのは夕刻。まだ時間が早すぎる。
もし、まだアレの気持ちがそこに居るのなら、
迎えに行くのはそれ以降がいいのだが、
その時間には抜け出せないので、今行く事にする。

いてあたりまえ。いや、もうすぐいなくなってしまうのが解っていても、本当にはわかってなかった。
予想していたよりもちょっとだけ早く、予想していたのとは違った形で、逝ってしまった。そのちょっとが、より大きくする。

居なくなる前には解っていた。余りにこっ恥ずかしくて言葉にしたことは無いが、
多分、私がアレに感じていたのは漢字で言うと一文字。
「感謝」より深く、「依存」よりはた迷惑。もっと短い一文字。

アレは、きっとそこには居ない。
天国だかどっかだか、別の所に行っている。

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