一通り校舎内を周って撮影を終えた後、ふと思い立ってカメラの設定を変更しました。
多重露出モードにし、一コマに、かつて見た光景、今良いと思った風景を写しこんでいきました。何コマ重ねるから、露出を何段落とすとか、そういったテクニックは一切使う事も無く、ネガのラチュードまかせの神様任せで、思いのままにシャッターを重ねていきました。
多分、この一枚には、当時を懐かしく思う今の自分と、今から見た当時の自分の居た風景が同時に存在し、写りこんでいます。予定調和的偶発性を期待し、その通りに撮影された一枚。自分にしては珍しい、芸術的文脈を押さえた”芸術的な”写真です。
・・・嘘です。設定間違えました(爆)。
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